奈良観光レポート②-生駒・大阪ミナミ編

日記

はじめに

前回、奈良中心部を観光した私は、せっかく「奈良・斑鳩1dayチケット」が近鉄大阪線でも使えることもあり、大和西大寺で再び乗り換え、大阪方面に向かうことにしました。

前回の記事は上からどうぞ。

生駒へ

住宅密集地を抜けて、急行停車駅の生駒に着きました。実は私、近鉄大阪線は初めての乗車でした。これまで通ったことすらない路線なので、とても新鮮な気分で乗ることができました。

生駒までは、割と住宅街が多かったすが、大阪に近づくにつれて梅田中心部の摩天楼が見えたときは感動しましたね。

で、なぜ生駒で降りたのかというと、生駒ケーブルに乗るためです。
奈良・斑鳩1dayチケットは、生駒ケーブルでも使用可能。なかなか太っ腹ですよね……。

しかも、宝山寺駅までなら、1時間に4本ぐらいあるので、割と困りません。

平日でオフシーズンということもあってか、かなり空いていました。乗客は私含めて5人ぐらい。観光客が1組2人、檀家っぽい人が1人、地元の人が1人って感じでしたね。

かなり急な坂をスイスイ登っていきます。

車内は、天井部が少しだけガラス張りになっていて、解放感がある造り。ちょうど日が照ってきた頃で、気持ちよかったです。

宝山寺参道。
いくつかお店がやっていて、人が住んでいるようでした。

しかし、時間は平成初期で止まったような感覚。

ケーブルに同乗してきた人たちを参道へ見送ると、辺りは途端に静かになりました。標高が少しあることも伴って、冷たい風が吹き、少し怖いような感覚。バリアフリー化のためだと思われる手すりは、それだけが妙に新しく、なんとも不気味です。

公衆電話はデジタル式のほうなので、割と新しめなんでしょうか……。

振り返ると生駒の街が見えました。幽かに見える山を隔てて京都があるはずです。
かつては平城京と難波宮を結ぶ要衝だった生駒に少しばかり思いを馳せました。

宝山寺に行きたかったんですが、時間の関係で残念ながら次のケーブルですぐ折り返し下山。

ちなみに、宝山寺駅は山の中腹で、山頂に行くにはここで乗り換えです。なお、こっちの路線は1時間に2本あればいい方です。不便だけど需要がないからしょうがない。

難波へ

再び生駒から近鉄急行に乗り、難波へ。さっきも書いたように、鶴橋を越えたあたりの車窓から望む梅田の摩天楼が本当に美しかったです。電車の中だったので写真は撮っていませんが、いつか歩いて見に行ってみたいなと思いました。

ミャクミャク様電車。これ阪神の車体ですかね?

割と久しぶりに来た難波。平日夕方なので人は多め、というか多分観光客が多い。

特に用事もなかったので、一駅戻って日本橋へ。こういう雑な乗り方ができるのも、フリー乗車券の強みですよね。

ちょっと歩いてオタクロードへ。ここ、昔横断出来てて危なかった記憶があるんですが、対策されていましたね。
色々見たかったんですけど、体力が限界に近かったので引き返すことに。また来ればいいや。

西大寺まで引き返す

帰りは特急に乗る個人的セオリーです。近鉄でもJRでも。
しかし、大阪線の特急はなんか乗る気にならなかったので、急行にしました。始発駅からなので座れますしね。

再び西大寺へ。今回は余裕があったので例の平面交差を拝むことができました。

いわゆるエキセン。細いしホームドアはないしで割と怖い。

指定席はD席をチョイス。東側ですね。
先頭車の指定席は割と混んでるみたいでしたが、中間車はガラガラでした。なお、運用車両はボロの12200系でした。詳しくは下の、Y:u氏のブログに書いてありますね。

『近鉄12200系』
かつて、近鉄特急では大人の社交場として、「スナックカー」という車両が存在しました。それが12200系です。 スナックと言えども、いわゆるビュッフェみたいなもの…

なるほど、なぜ先頭車が混んでいたのかわかりました。この特急、1・2両目と3・4両目で使用車両が違いました。前者は新型のほうでしたね……。
近鉄特急(しかも割と需要がない西大寺-京都間)なんて、慣れている人しか使わないから、皆さん予約時に車いすマークで使用車両を判断しているんですね。知りませんでした。
まあ、空いていたんでOKです。古い物に触れるのは嫌いじゃないですし。

西大寺駅構内で購入したチョコレートワッフル(税込み180円)。うまい。

まとめ―どのくらいお得だったのか?

京都-奈良760円
奈良交通バス3回乗車(@240円)720円
奈良-生駒360円
鳥居前-宝山寺(生駒ケーブル)290円
宝山寺ー鳥居前290円
生駒-難波490円
難波-日本橋180円
日本橋-大和西大寺(一回降りた)590円
西大寺-京都680円
合計4360円
(参考:奈良・斑鳩1dayチケット)2100円

西大寺-京都間の特急料金を払ったとはいえ、確実に1000円以上はお得ですね。

奈良にも大阪にも京都にも行きたいときは、ぜひ検討してみる価値があると思います。

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