地味に遠い京都-神戸間
「京阪神」などと括られることの多い京都ー神戸(三ノ宮)間ですが、直線距離で60kmほどと、地味に遠さを感じる距離です。直線距離で60kmというと、京都起点で、北へは舞鶴、東へは米原、南へは橿原神宮あたりです。どちらも特急や新幹線でのアクセスが便利なことからも、神戸の地味な遠さを理解してもらえるのでしょうか。
JR
幸いなことに、京都-神戸間には、特急に引けを取らない速度、停車駅で走行する新快速がありますが、これ実は、最も便利に利用できるのは京都-大阪間なんですよね。
というのも、京都-大阪間の停車駅は、なんと高槻と新大阪だけ。新大阪と大阪は1駅なので、実質あってないようなものです。
しかし、大阪を抜けると、途端に区間快速よろしく、尼崎、芦屋と停車駅が増えます。これ、割とストレスで、猛スピードで気持ちよく走っているところを結構なペースで止められてしまう。
さらに、京都-大阪間ではお値打ちだった運賃も、三ノ宮まで乗ろうとすると、1100円と、脅威の4桁へ。割とビビります。
所要時間は55分ほど。思っているほど遅くはないが、乗り飽きた区間だと退屈に感じる時間。
阪急
競合路線、阪急はどうでしょうか。
阪急の場合、十三駅での乗り換えが必要となります。ここでの接続に10分ほど使うことも加味して、所要時間は1時間10分~1時間20分ほど。
しかし、阪急は圧倒的運賃の安さがメリットです。640円という、梅田までの運賃+200円程度で神戸まで行けてしまいます。JRとエラい違いだ……。
新幹線
神戸市内で地下鉄を使う移動をするなら選択肢に入ると思います。そうではなく、三ノ宮やその他JRの駅付近で用事が完結する場合は非推奨。というのも、高い新幹線特急券代に加えて、神戸市営地下鉄の運賃もかかってくるからです。それなのに、短縮できるのは新快速と比べて10分程度。この区間の自由席は混むので、座れない可能性も有。
スーパーはくと
前日か当日に特急券を買うならば、
最もおすすめです。
メリット
〇新幹線に比べて、わざわざ新神戸に行く必要がない。
〇特急料金が、前日か当日に買うと安い。
〇e5489で指定席特急券を取れるので、快適に移動できる。
e5489とは
JR西日本の会員サービスで、管内の新幹線や特急、乗車券をネット経由でお得に予約できます。JR西のクレジットカードをつくると、さらにお得に。 JR西さん案件ください。
で、このe5489にはチケットレスサービス区間というものがありまして、特定の区間の指定席特急券が、当日か前日の予約に限り、かなりの割引率で利用できます。
京都-三ノ宮間の指定席特急券は、1730円、自由席特急券は1200円です。
しかし、チケットレスサービスを使うことで、指定席が750円で利用できます。
驚異の43%引き。
別途乗車券は要りますが、確実に座れることに加えて、特急列車の設備を使えることを考えると、破格なのではないでしょうか。所要時間も新快速に比べて(僅かに)早い。
しかも、この区間の特急、特に三ノ宮-京都間はスーパーはくとしか走っていないのですが、鳥取とかいう過疎地行き特急であることも相まって、割と空いています。e5489では空席状況も見れるので、相席ということもあまりありません。
まとめ
京都ー三ノ宮 | 乗車券 | 特急券 | 備考 |
阪急 | 640円 | なし | |
新快速 | 1100円 | なし | |
特急指定席 | 1100円 | 750円 | e5489で前日か当日に予約 |
新幹線自由席 | 1100円 | 1760円 |
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