はじめに
大学入試共通テストが終わり、推薦組はそろそろ合格が出だす頃かと思います。この時期になると、毎年「#春から○○大」とかいうアカウントが増える時期です。
そんなわけで、今回は大学初心者に向けての記事を兼ねつつ、自らの1年の備忘録にもしておきたいと思います。
基本的な大学のシステム
2学期制
まず、時間割は半期分を2つつくる必要があります。大学によって呼び方が違うと思いますが、前期後期、春学期冬学期などという呼び方があります。高校までの3学期制が2学期制になったと思ってもらって構いません。
この文章では前期後期の表記(笑)で統一しますが、前期は4月~7月、後期は夏休みを挟んで10月~年始休み~1月、みたいな感じの学校が多いと思います。この学期間で、15週の授業を行うことが、文科省によって義務付けられています。
なお、この15週の解釈が問題で、この中に定期考査を含むと考える先生とそうでない先生がいます。前者の場合、授業は13週か14週で終わり、残りは考査と振り返りの時間に充てられます。一方後者になると、15週ミッチリ授業をやって、16週目に別枠で考査を行います。早く終わってくれる先生は神と崇め奉りましょう、文科省的にはグレーだからです。
で、大抵大学の場合は、4月に前期後期両方の時間割を組む必要があります。ですから、4月になってから授業が始まるまでは、割と心しておく必要があります。1年だと必修や言語などが多く、大学が勝手に登録してくれているものもあると思いますが、2年以降になるとそういうわけにもいきません。
単位とは
単位とは、簡単に言えば授業の価値ですね。大体の授業が週1コマ×15週で2単位。卒業までに124単位集める必要があります。なお、卒業論文などは、週1コマなのに10単位以上あることも多く、純粋に62個の授業に出なければいけないというわけでもありません。
時間割の組み方
基本
先ほど述べた、大学が勝手に登録してくれる授業を基に、時間割を組みます。同じ学部学科の1年が大量にそこにはいるので、余程のことがない限りわざわざ履修登録を消す必要はないと思います。
例えば、火曜3限が必修授業だとすれば、火曜4限のよさげな授業を探す、という感じです。
では、余程のこととは何でしょうか。
昼休みを跨ぐ場合
あなたに毎週昼食を共にできる友達がいればいいですが、そうでなければ避けたほうが無難です。この時間帯の大学は混むので、一人で肩身の狭い思いをしつつ昼食をとるのは至難の業。また、どうにかして大学構内でボッチスポットを見つけたとしても、空き時間がバカみたいに出来てしまいます。休み時間の60分を過ごすのは、割と苦痛です。帰りたい。
4コマ連荘
経験者です。マジで無理。しんどい。しかもこの場合確実に昼休みを跨ぐことになるので、非推奨。
空きコマをつくる(1コマでも)
昼休み理論と同じく、時間の無駄でしかない。仮に友達がいたとしても、空きコマの90分って微妙で、何かするには短い時間です。空きコマなんて作らないで、授業をさっさと終わらせてから遊びに行きましょう。
1限非推奨論は言い訳
よく「1限は避けよう!」みたいな記事を見かけますが、私はそうは思いません。高校時代と変わらない開始時間ですよ。今まで出来ていたことができなくなる、というのは言い訳でしかありません。
但し、次の場合を除く:週のうちに1コマだけ1限を入れる。
他の日の始まりが遅く、1日だけ1限がある場合、確実に生活リズムが崩れるから(言い訳です、正しい生活リズムを心掛けましょう)。
結局のところ……
ここまでの要点をまとめると、1,2限で午後半休、もしくは、3~5限に固めて授業を入れるのが良いです。
全休をつくろうと努力するかは人によりますが、1コマだけの日をつくっておくと、その授業が休講になれば全休になります。
私が実際に組んでいた割と理想に近い時間割を公開
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | 〇 | 〇 | |||
2 | 〇 | ||||
3 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
4 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
5 | 〇 | 〇 |
このように、金曜以外は割と理想形です。これで11コマ(だいたい22単位)ですが、これぐらいがしんどくなくてちょうどいい感じだと思います。
ちなみに、金曜1限と3限は必修を入れられると、割と困ります。3限の前後はどうしようか……ってなるんですよね。実際それが起こって、めんどくさい形になってしまいました。
おわりに
誰かの参考になれば幸いです。上手く時間割を組んで、気楽な大学生活を楽しみましょう。