【講義録】新約聖書学入門1

講義録
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はじめに

2024年度春学期開講、神学部科目の「新約聖書学入門1」についての解説記事です。単位の取りやすさや、実際の課題・期末レポートについて書きます。

先述の通り、神学部の学生向けの専門科目という位置づけのようですが、オンライン授業ということもあってか、神学部以外の多くの学生が履修しているようでした(との発言が授業中に先生からありました)。

実際、DUETを見ても、1,000人以上の学生が履修していることがわかります。びっくりですね……。これって一応般教じゃなくて神学部の専門科目なんだけど……。

なお、受講にあたって、キリスト教や聖書の前提知識はあまり必要ありません。そこは安心しても良いのですが、新約聖書はあったほうが便利だと思います。このように広く戸が開かれているのも、人気の授業である理由の一つかもしれませんね。

同じ神学部科目でオンラインの「旧約聖書学入門1」はこちら。

出席について

e-classに送られてくる課題の提出をもって出席を兼ねます。15回中すべてに課題の設定がありますが、内容はそんなに重いものではありません。詳細については後述します。

なお、オンライン授業ですから、基本的に全回の出席を求められていると考えたほうがいいでしょう。出さなかった場合の失点は痛いと思います。

課題について

毎週あります。出席も兼ねているので、必ず提出するようにしましょう。

普段の課題は、その回の授業内容についての簡単な質問がされます。全15回です。オンライン授業の為、DoWeekなどはなく、しっかり15回授業があります。課題は動画やレジュメをよく見れば、確実に答えられる内容です(quizと呼ぶ)。

3回に1回(つまり15回中の5回)が配点割合の大きいものとなっています(授業内用語でbig quiz)。出題傾向は普段のquizと変わらないのですが、問題の量が増えます。

なお、こちらの普段の課題には、記述式問題はなく、全て選択肢か空欄補充の形式です

上に聖書を持っていた方がいいと書きましたが、課題の質問に、「聖書のどこ(何章何節)に書かれているか」とか、「何章何節では誰が何を言ったか」のようなものがちょくちょくあります。また、授業中にも先生が聖書を朗読することが多く、聞くだけでは理解しずらいことも多いので、所持しておくことを強くお勧めします

チャペルアワー・レポートについて

別に出す必要はないと思います。

期末レポートについて

全15回の授業を聞いた前提で問われます。授業中に先生の持論や考え方などがよく紹介されるので、見ているか見ていないかはレポートの内容で割とバレると思いますし、先生もそれを警告されていました。

内容としては、新約聖書に4つある福音書について、授業で説明した項目を用いて違いを説明せよ、というものでした。文字数は1,500字以上で、特に上限はありませんが、授業に即した内容を書けているかがどうかが大きな評価材料のようです。

よって、特に参考文献を図書館で借りるとかは必要ありません。上の写真にあるような註解書は必要ないです。理解を深めたい場合は読むと良いですが、そうでなくても、授業をきちんと受けていれば1,500字なんてすぐに書けてしまいます(この記事でも1,500字以上書いています)。

成績開示

総履修者数1,870人100%
A19610.5
B59731.9
C51227.4
D26714.3
F29515.8

Bに偏っている傾向が高そうです。F率はこんなもんでしょう。率で見るとこんなもんかと思いますが、母数が多いと落単者の数が多くてビビりますね。

まとめ

おすすめ度:70% 迷ってるなら取れ

オンライン授業ということもあって、楽です。内容も面白いし、先生の人柄も良い。多くの学部の方は般教の単位になるでしょうから、迷ってるなら履修してしまいましょう。

期末レポートも重くなく、成績分布もごく一般的です。ちゃんと毎週動画を見て課題に回答していたら、十分高評価が狙える授業だと思います。

写真:ぱくたそ

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