大学生の夏休みは長い
結論から言うと、大学生の夏休みは中学生や高校生の夏休みと比べ物にならない程長い。期間でいうと、大体2カ月ぐらいはあると考えていい。「大学生は人生の夏休み期間だ」とか形容されることがあるが、あながち間違っていないということは折り紙付きだ。
長い期間だけでなく、大学生はバイトなどでお金を稼ぐことができるので、中学生や高校生よりも夏休みをエンジョイすることができる。車の免許も大学生になってから取る人が多いので、行動範囲も圧倒的に増えるのが大学生の夏休みなのだ。
この記事では、私の実際の体験談も踏まえながら、大学生の夏休みの始まりや具体的な期間について説明していこうと思う。
理系と文系で夏休み期間は変わる
ただ、夏休みの期間は人によって異なるということには注意が必要で、特に理系・文系での差が大きい。後述するが、理系のほうが始まるのが遅い場合が多い。
進路選びで迷っている人は、休みの長短は気にするべきではない。言うても1~2週間ぐらいしか変わらないことが多い。こんな些細なことよりも、絶対に自分のやりたいこと・行きたい学部を優先しよう。
冬休みバージョンは↑
夏休みの開始時期は人によって違う
いつ始まるのか
レポートを書き終わり、テスト期間が終わってから、である。この時期は、大体7月下旬~8月上旬となっている。詳しくは具体例と共に後述。
前者は自分の裁量で始まる日を決められるが、後者は大学から決められる。夏休みの期間は人によって異なると前に書いたのは、これが理由である。また、理系の授業のほうがテストを課されることが多い。これも理系のほうが夏休みが短いと言われる理由の一つだ。
期末テストがあれば夏休みの開始は遅くなる
テスト期間の早い時期にテストが終わってしまえばいいのだが、先生の都合や気分でテスト期間の最後ほうに試験日が設定されると、その日まで気が抜けない生活を送ることになる。
ただ、強引にテスト期間をスキップするという方法がある。大学では「シラバス」という書類に評価の方法が公開されている。それを事前に調べておいて、「期末試験」で評価される授業を履修しなければいい。調べてみれば筆記試験以外の方法で評価される授業は多い。
レポート提出をサボると夏休みは短くなる
次に、評価方法が「レポート」の授業を選んだ場合について説明する。
レポートの提出期間は、「講義最終週2週間前」ぐらいにレポートの論題が発表され、「テスト期間に被るぐらい」に締め切りが設定してあることが多い。
つまり、論題が発表されてすぐにレポートにとりかかると、夏休みは早めにやって来る。しかし、面倒くさがって最後まで置いておくと、後で地獄をみて楽しい夏休みが始まらなくなってしまう。
期末試験とは違い、自分の裁量で夏休みの始まりを決められるし、最悪出先でレポートを書くこともできるので、私的にはレポートで評価される授業を多く履修するのがおすすめだ。
終了時期は9月いっぱいが一般的
夏休みの終了時期は、次の学期が始まる直前の9月いっぱいが一般的だ。中高の夏休みと違って、一か月も遅い。しかも、この9月はいわゆる閑散期に入るため、旅費などを浮かせることもできる。
夏休みの期間の具体例
ここでは、私の2024年度の実際の経験を基に具体例を説明していく。大学ごとの若干の差異はあるものの、結果的にはあまり変わらないので、参考にしてほしい。
どんな授業を取ったか
ほとんどがレポートで評価される科目で、試験期間にテストがある授業は1つだけだったため、比較的早くに夏休みが始まった。
実際の例(カレンダー付)
2024年7月のカレンダーである。7月31日が試験・レポート最終日だった。
期末試験が7月22日にあったため、学校に行った最終日はこの日だった。あとは、半分ぐらい仕上げておいたレポートをやりきって、7月が終わる前の27日ぐらいまでには余裕を持って夏休みに入ることができた。なお、レポートはオンラインで提出できるため、登校の必要はない。
夏休みが終わったのは、次の学期が始まるちょうど9月30日。計算してみると、最終登校日の7月22日から9月30日までで、合計71日間の夏休みがあったことになる。非常に長い。
集中講義なるものがある場合も
集中講義といって、夏休みを1週間ぐらい潰して代わりに授業をするというやり方が存在する。これは基本任意なので心配しなくていい。
ただ、通常の授業期間中に授業を取らない代わりに、集中講義期間中に一気にやってしまった方が楽といった意見もちらほらあるので、興味があれば選んでみても良いのかもしれない。
課題は基本ない
大学は学期ごとに授業が完結するので、夏休み中に課題が課されるということはない。約2カ月を、丸々自分の好きなことに使うことができる。
この期間をどう使うかは、あなた次第だ。友達と遊ぶのもいいし、資格の取得の勉強、サークル活動など……。ぼっちでも十分楽しめるということは、スーツ氏が証明している。
まとめ
大学生の夏休みは、始まり方こそ人によってばらつきがあるが、終わりは次の学期が始まるまでだ。約2カ月と長い時間があるが、決して暇ではない。工夫次第で、とても有意義に使うことができると思う。
この記事を読んでいる人は、大学生活を夢見ている中高生が多いと思う。大学の夏休みの実態を知る参考になれば幸いである。そして、ぜひ今のキラキラした気持ちを忘れないでほしい。大学生はそれなりに、楽しい。